Web会議が増えて困る3つのことと、その解決方法

Web会議が日常化した現在、オフィスでは「場所」「音」「情報漏洩」という3つの困りごとが同時に発生しています。
なかでも総務担当者が最初に直面するのは、Web会議のたびに会議室が埋まり、通話できる場所がないという「場所の問題」です。
イヤホンの導入や会議室の予約運用では、これらを根本的に解決できません。
工事不要で設置できる1人用ワークブースこそが、3つの問題をまとめて解消する現実的な手段です。

ここからの目次

この記事でわかること

  • Web会議の「3つの困りごと」とそれぞれの根本原因
  • よくある対策(イヤホン・会議室・防音工事)がなぜ限界なのか
  • ワークブースが3つを同時に解決できる理由
  • よくある疑問(Q&A)

Web会議は「オフィスにいても使うもの」に変わった

Web会議は在宅勤務のための手段ではなく、オフィス内で日常的に使われるコミュニケーション手段へと変化しています。
一般社団法人オンラインコミュニケーション協会が2024年に実施した調査によると、ハイブリッドワーク導入企業の79.4%が「社内会議の5割以上をオンラインで実施している」と回答しました。さらに、大企業のハイブリッド勤務者の93.6%が「オフィスにいてもWeb会議で参加している」と答えています。つまり、出社した社員がオープンなオフィスでWeb会議に参加する光景は、すでに例外ではなく標準になったということです。

この変化は、従来のオフィス環境が想定していなかった課題を生み出しました。

オフィスは「対面で話す場所」と「1人で作業する場所」を前提に設計されており、「1人でしゃべり続ける場所」は用意されていません。
その結果、次に述べる3つの困りごとが同時多発的に発生しています。

出典:一般社団法人オンラインコミュニケーション協会「大企業のオンライン会議活用に関する定点調査(2024年版)

Web会議が増えて困る「3つのこと」

Web会議の増加による困りごとは、「場所」「音」「情報漏洩」の3つに整理できます。
一般には「音がうるさい」という問題が注目されがちですが、総務の現場で最初に表面化するのは「そもそも話す場所がない」という場所の問題です。以下、それぞれの困りごとを順に見ていきます。

困りごと① 場所の問題——会議室が取れず、短い通話にも困る

オフィスの課題として最も多く挙げられているのは、会議室・リモート会議用スペースの不足です。
ザイマックス総研の調査(2024年秋)では、オフィスの課題1位が「会議室・リモート会議用スペースの不足」(60.2%)でした。
Web会議の増加により、本来は対面打ち合わせ用だった会議室が1人のオンライン通話に占有され、慢性的に埋まっているためです。
しかも5〜10分の確認通話のために大きな会議室を予約するのは、運用上も現実的ではありません。
結果として社員はオープンスペースで話すほかなくなり、この「場所がない」状態が、次に挙げる音漏れ・情報漏洩の引き金にもなっています。

(出典:ザイマックス総研「大都市圏オフィス需要調査2024秋」)

困りごと② 音の問題——自分の声も、相手の声も、まわりに筒抜け

オープンスペースでのWeb会議は、音のトラブルを双方向に発生させます。
周囲の雑音がマイクに入り込んで会議の質を下げる一方、自分の声は隣の席まで漏れ、周囲の社員の集中力を妨げてしまうためです。
「声が大きくてすみません」と毎回気を遣いながら話している方も少なくないでしょう。
このように音の問題は、話す本人と周囲の双方に負担を強いる構造になっています。

困りごと③ 情報漏洩リスク——声と画面が、まわりに見えている

オープンスペースでのWeb会議は、セキュリティ上のリスクも抱えています。
顧客情報・人事案件・商談金額といった、本来は聞かれてはならない内容が周囲に筒抜けになり、PC画面に映る社内資料も背後から見える状態にあるためです。「小声で話す」「壁を向く」といった個人の工夫では、こうしたリスクを構造的に防ぎきることはできません。
情報漏洩は、注意力ではなく環境の問題として捉える必要があります。

3つの困りごとは「1つの原因」から生まれている

以上の3つは、別々に発生している独立した問題ではありません。
すべては「Web会議に適した専用空間がオフィスにない」という単一の原因から派生しています。
場所がないから音が漏れ、音が漏れるから情報も漏れる——この連鎖構造を理解すると、個別の対症療法ではなく、空間そのものを用意する対策が必要だと分かります。

よくある対策が「なぜ限界なのか」を整理する

多くの企業が試みる既存の対策は、3つの困りごとのうち一部しかカバーできません。
ここでは代表的な3つの対策——会議室の予約運用、イヤホン・ノイズキャンセリング、防音工事——について、それぞれの限界を確認します。

「会議室を予約すればいいのでは?」

会議室の予約は、すでに解決策として機能しなくなっています。
会議室そのものが慢性的に不足しており、「使いたいときに使えない」状態が常態化しているためです。
具体的には、次のような問題が生じています。

  • Web会議の増加により、対面打ち合わせ用の会議室が1人のオンライン通話に占有される
  • 5〜10分の確認通話のたびに予約するのは、手間の面で非現実的
  • 空き状況に応じた調整が毎回必要になり、業務の流れが止まる

つまり「会議室を予約する」という発想自体が、会議室不足という前提の前で成立しなくなっているのです。

「イヤホン・ノイキャンを使えばいいのでは?」

ノイズキャンセリングイヤホンは、3つの困りごとのうち1つにしか対応できません。
これは「自分に聞こえてくる周囲の音」を軽減する道具であり、それ以外の問題には構造的に効果がないためです。
実際、次の問題は残ったままになります。

  • 場所の問題:どこに座って話すかという課題は解決しない
  • 自分の声が漏れる問題:自分の発話音量は変わらないため、周囲への音漏れは防げない
  • 画面の覗き見・情報漏洩リスク:そもそも音とは別の問題であり、対象外

ノイキャンが担うのは「自分側の入力音」のケアのみであり、「空間としての問題」はまったく解消されません。

「防音工事をすればいいのでは?」

防音工事は効果こそ高いものの、導入のハードルが高すぎます。費用・工期・原状回復という3つの制約があり、特に賃貸オフィスでは実施できないケースも多いためです。「まず試してみる」という段階的な判断がしにくい点も、意思決定を難しくしています。効果と導入しやすさを両立させるには、別の選択肢が必要です。

▼ 各対策の比較

対策手段 場所の問題 音の問題 情報漏洩リスク 導入コスト・手間
会議室を予約 ✕ 空きがない ◎ 追加費用なし
イヤホン・ノイキャン △ 自分の入力のみ ◎ 低コスト
防音工事 ✕ 高コスト・長工期
ワークブース(個室ブース) ◎ 1台1〜2畳分で設置可 ◎ 約25dBの遮音差※ ◎ 天井まで個室化 ○ 工事不要・短納期/リース可

※「音の問題」の根拠について 一般に、人が「静か」と感じる音はおよそ20〜30dB、一般的なオフィスの騒音は50〜70dB程度とされています。当社のワークブース(Sモデル)を2024年5月に社内展示ルームで計測したところ、ブース外70dBに対しブース内は45dB、約25dBの遮音差という結果が得られました(自社計測値。測定環境により数値は変動します)。

費用・契約について 当社ではリース契約が可能で、月額28,000円〜/台(リース期間を通じて一定)。
別途、搬入・設置費用300,000円、撤去・搬出費用150,000円がかかります。

製品ラインナップ・各モデルの詳細はこちら → 製品一覧ページ

情報漏洩は「個人の配慮」では防ぎきれない

情報漏洩リスクは、社員一人ひとりの心がけでは解決できません。
「小声で話す」「画面を壁に向ける」といった工夫は毎回の注意力に依存するうえ、そもそも空間として情報が遮断されていないという根本原因を放置しているためです。オープンスペースでWeb会議を行う限り、次のリスクは構造的に発生し続けます。

  • 顧客名・案件名・契約金額が周囲の社員に聞こえる
  • 人事評価・採用面談の内容が漏れる
  • 画面共有の際、社内資料やデータが背後から見える
  • 取引先との会議に社内の雑音が入り、信頼感を損なう

これらは「うっかりミス」ではなく、オープンスペースである以上避けられない問題です。
だからこそ、個人の配慮に頼るのではなく、会社として「情報を守れる環境」を整備することが求められます。
これはコンプライアンス対策の一環でもあります。

ワークブースが3つの問題を同時に解決できる理由

ワークブース

1人用ワークブース(個室ブース)は、3つの困りごとをまとめて解決できる唯一の手段です。
これは電話・オンライン会議専用の小さな個室として設計された什器であり、「Web会議に適した専用空間がない」という根本原因そのものに対処するためです。以下、3つの困りごとへの対応をそれぞれ説明します。

困りごと①「場所の問題」への対応

ワークブースは、会議室に頼らない通話スペースを生み出します。
1人用ブースをオフィス内に設置すれば、短時間の通話・確認用に「いつでも使える専用スペース」が確保されるためです。
その結果、会議室は本来の対面打ち合わせ用途に取り戻せます。

困りごと②「音の問題」への対応

ワークブースは、音漏れと雑音侵入を双方向に軽減します。
内部の遮音・吸音構造により、外への音漏れと内への雑音流入を同時に抑えられるためです。
当社ワークブース(Sモデル)の実測では、ブース外70dBに対しブース内45dBと、約25dBの遮音差を確認しています(自社計測値)。
ノイキャンイヤホンでは対応できなかった「自分の発話音の外部流出」も、これで防げます。

困りごと③「情報漏洩リスク」への対応

ワークブースは、情報漏洩を空間レベルで遮断します。四方が仕切られた個室構造により、音声・画面ともに外部から遮られるためです。
個人の気遣いに頼ることなく、「空間として安全な状態」を担保できます。

ワークブースは「会議室の代替」ではなく「会議室の補完」

ワークブース導入の目的は、会議室をなくすことではありません。会議の種類に応じてスペースを使い分けることで、オフィス全体の会議環境を最適化することが狙いです。具体的には、次のような役割分担が想定されます。

会議の種類適切なスペース
対面の打ち合わせ・商談・複数人での議論会議室(従来どおり)
1対1のオンライン通話・短時間の確認ワークブース
集中して資料を作成・確認したい作業ワークブース

この役割分担が機能すれば、会議室は本来の用途に戻り、予約のひっ迫も解消されます。
実際、ザイマックス総研の調査でも「今後増設・新設したいスペース」として「リモート会議用ブース・個室」が上位(22.9%)に挙がっており、多くの企業が同じ方向性を志向していることが分かります。

導入後も安心——サポート体制と設置後のフォロー

ワークブースは「導入して終わり」の製品ではなく、設置後の運用まで伴走します。
ご購入後1年間の保証が付いており(ご使用中に購入者様の責任で破損した場合を除く)、通常利用における不具合には対応いたします。
また、レイアウト変更や台数追加のご相談にも応じており、複数台導入後の運用フェーズまで見据えたサポート体制を整えています。
導入判断の段階から運用後まで、一貫してご支援できる点も安心してご検討いただける理由です。

よくある疑問(Q&A)

Q. 価格はどのくらいかかりますか?

A. 目安として、月額28,000円〜/台のリース契約が可能です(リース期間を通じて費用は一定)。
別途、搬入・設置費用(300,000円程度)、撤去・搬出費用(150,000円程度)がかかります。
複数台導入の場合は、台数に応じてお見積もりいたします。

Q. リース契約は可能ですか?購入以外の選択肢はありますか?

A. リース契約が可能です。初期費用を抑えて複数台を導入したい場合や、まず試験導入してから台数を増やしたい場合に適した契約形態です。
購入をご希望の場合も対応可能ですので、貴社の予算・運用方針に応じてご相談ください。

Q. オフィスのどれくらいのスペースがあれば設置できますか?

A. 1人用ブースは、デスク1台分程度のスペースがあれば設置可能な製品が中心です(製品ごとの設置面積・寸法は製品ページに記載)。
搬入経路(エレベーター・扉のサイズなど)も事前にご確認いただくとスムーズです。設置場所にご不安がある場合は、図面をもとに事前にご相談いただけます。

Q. ワークブースの設置に工事は必要ですか?

A. 多くの製品は工事不要で設置できます。組み立て式の什器として床に置くだけでよいため、賃貸オフィスでも原状回復の心配がありません。
必要に応じてレイアウト変更や移設も可能です。防音工事と比べて導入スピードが大幅に速く、コストも抑えられます。

Q. 1台だけ導入しても意味がありますか?

A. はい、1台でも一定の効果があります。まず最も困っている課題を優先して試験導入し、利用状況を見ながら台数を増やすアプローチが現実的です。移設もできるため、設置場所の見直しも柔軟に行えます。

Q. パーテーションや衝立との違いは何ですか?

A. パーテーションは視線を遮ることはできますが、声は上に抜けるため音の遮断効果は限定的です。
ワークブースは天井まで囲った個室構造のため、音・視線・情報漏洩の3つをまとめて対策できる点が大きく異なります。

まとめ

  • Web会議が日常化した今、「場所・音・情報漏洩」の3つの困りごとが同時に発生している
  • 総務の現場で最初に表面化するのは「会議室が足りない」という場所の問題である
  • 会議室の予約は、会議室自体が慢性的に不足しているため、短時間通話の解決策にならない
  • イヤホン・ノイキャンは「自分に聞こえる音」しか解決できず、発話の漏れや場所の問題には対応できない
  • 情報漏洩は個人の配慮では防げない構造的な問題であり、「空間として遮断する」対策が必要である
  • 1人用ワークブースは、工事不要・短納期で3つの問題を同時に解決できる現実的な手段である
  • ワークブースは「会議室の代替」ではなく「補完」であり、役割を整理することで会議室不足の解消にもつながる

実際にワークブースを導入した企業の事例(会議室不足の解消、社員の声など)は、こちらでご覧いただけます。

会議室不足・音漏れ・情報漏洩、まとめて解決する一歩を

本記事で紹介した3つの課題は、ワークブースの導入で同時に解消できます。
まずは製品資料で仕様・費用感をご確認いただくか、直接ご相談ください。

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